HAPPY LIFE NEWS!10月号(学生総合共済から)

HAPPY LIFE NEWS!10月号(学生総合共済から)

目次

CO·OP学生総合共済は、あなたの健康で安心・安全なキャンパスライフを応援します!

 

10月号のテーマ

「座る」のは「立つ」より疲れる?!身体にあった椅子選び

今の椅子は、身体にあってますか?! ①

 

■座り心地と健康を考えた「椅子」が増加中!

公共空間の椅子の座り心地が、ずいぶんよくなっています。映画館や電車の椅子も適度にクッションがきいて適度に硬くて心地良い感じ!人間にとっての使いやすさという観点から、機械や道具のあり方を研究する「人間工学」(エルゴノミクス)という学問があるのですが、その考え方をとりいれた製品が増えています。またビジネスシーンでも、パソコンの普及により長時間椅子に座ったまま過ごす人が増えたこともあって体に負担のかからない椅子が注目されています。椅子が進化し、よい製品と出会えそうな今、いつも座っている椅子について見直してみましょう。


■「座る」は「立つ」より疲れる


正しい姿勢の基本は、あごを引き、首をできるだけ長く伸ばし、背筋も伸ばして、腰をあまりそらさず、お尻も後ろに突き出さないまっすぐな姿勢です。こうすると、背骨や背骨を支えている筋肉に無理な負担がかかりません。座っているときも立っているときも同じ。ただし、立っているより座っているほうが、腰に大きな負担がかかるのです。楽に立っているときに、腰の椎間板にかかる力を100とすると、背もたれのない椅子に腰かけたときは、40%も増えるとか…。座った姿勢のときは、立っているときより体の重心線が椎間板の近くを通ることになり、腰の筋肉などがより強くはたらいて腰椎への圧力を増すためと考えられています。それだけ座ることは体に負かかるのです。ちなみに、座る姿勢が悪いために起こる体のトラブルや病気で、最も警戒すべきは腰痛。その他、背中の痛みや肩こり、精神的なストレス、内臓のトラブル(胃腸の調子を崩したり便秘になるなど)などが考えられます。またパソコンを長時間使っている場合だと、視力低下や眼精疲労、腱鞘炎を招くこともあります。

身体に「悪い椅子」ってどんな椅子?! ②

では、さまざまなトラブルを回避するためには、どんな椅子を選べばよいのでしょうか。パソコンに向かう場合を中心に、体によい椅子選びのポイントをご紹介します。

■ 身体に「悪い椅子」とは?!

●背もたれのない椅子 … 背骨をまっすぐに支えようとして、背中や腰の筋肉が休まらない。

●背もたれが直立した椅子/背もたれが硬い椅子 … 自然な姿勢でまっすぐに座ると、お尻の部分が背中より少し後ろに出ます。ところが、直立した背もたれだと、寄りかかろうとしたときにお尻を前にずらさなければならないので、腰の筋肉がやわらがない。また背中を後ろ側に反らせるなど姿勢を変えることができないため、背もたれの硬い椅子もよくない。

●背もたれが背中の半分より低い椅子 … 本来なら腰の負担を軽くするはずの背もたれが、体の負担となる。寄りかかろうとすると、体が後ろに倒れてしまうため、腰によけいな力がかかるから。

●クッションが柔らかすぎる椅子 … あまりクッションが柔らかく厚すぎると、反動がつけにくく立ったり座ったりがしにくい。

■ ポイントは、背骨のカープを保ち、体重を支えていくれる事! 

 


背骨は通常、S字状のカーブを描いています。正しい姿勢で座るためには、この背骨のカーブが保たれ、背もたれに背中がぴったりついて体重を十分支えてくれる椅子が体に負担がかかりにくくて良いでしょう。パソコンを使う場合、高さや背もたれの角度が調節できる肘かけのある椅子を選びましょう。ちなみに、机の高さは、椅子に座ってキーボードに手を置いた時、肘が90度になることが望ましいです。

身体に「良い椅子」ってどんな椅子?!③

■ 身体に「良い椅子」とは?! 

 

1. 座面の高さ … 足が床にペッタリついたとき、太ももとふくらはぎの角度が90度になる高さ。

 

2. 足から座面の距離 … 腰かけたとき、膝の裏と座面のふちの間にこぶしが一つ入るくらい。

 

3. 座面の傾斜角度 … 座面が前に向かって傾斜していると、背筋がよく伸び、腰のカーブがより自然になる。

 

4. 膝の裏側 … 膝の裏側の部分は、なだらかにカーブしている(太ももや膝の裏がこの部分に当たると、足がしびれたり冷えてしまう)

 

5. 肘 か け … 腕の重みは肩こりの原因となる。滑りにくい素材で、座面の前より長くないものが使いやすい。

 

6. 背もたれ … 高さは背中の中ほどより少し上くらい。ウエスト部分が盛り上がっており、座ったときに背中にフィットするもの。姿勢を変えても腰への負担が大きくならないよう、材質に適度な柔軟性があることが望ましい。

 

■ 手持ちの椅子を座り心地の良い物にする工夫 

もちろん、普段使っている椅子が理想に叶わないからといって、すぐ椅子を買い換えるわけにはいかない人もいると思います。最後に、座り心地の良い椅子にする簡単な工夫を紹介します。

座り心地の良いものにするための一工夫! ④

座り心地の良い椅子にするための工夫は、主に「正しい座り方」と「アイテムを使った環境調整」の2つのアプローチがあります。

■ 座り心地の良い椅子にするための工夫!「正しい座り方の工夫」

★座り心地は椅子の性能だけでなく、座り方で劇的に変わります。やってみる価値あり!

深く腰掛ける … お尻を一番奥まで入れ、背もたれに背中をしっかりくっつける。

骨盤を立てる: … 座骨(お尻の下の方にある骨)を座面に左右均等に当てる意識を持つ。

足裏を床につける … かかとを床に完全につける。高さが合わない場合は、フットレストや台を使用する。

膝は90度 …  膝が股関節と平行、または少し高くなるようにする。膝裏と椅子の間に少し隙間を作る。

肩の力を抜く … あごを引き、背筋を伸ばしてリラックスする。 

■ 座り心地の良い椅子にするための工夫!「アイテムを使った環境整備」

クッション・座布団の活用 … 座面が硬い、または柔らかすぎる場合は、低反発や高反発のクッションを置き、体圧を分散させる。

ランバーサポート(腰当て)… 背もたれと腰の隙間を埋め、背骨のS字カーブを維持するクッションを使用する。

フットレスト・オットマンの設置 … 足が床に届かない場合や、足を伸ばしてリラックスしたい場合に利用する。



座面の高さ調整: … 膝裏を圧迫しないよう太ももが水平になる高さを基準に調整する

アームレスト(肘掛け)の調整 … 肩こり軽減のため、肘が90度になる高さに設定する。

※〔株〕シミックヘルスケア 健康ポータルサイト『healthクリック(http://www.health.ne.jp/)』より転載してお届けしています。

■「事故・病気・ケガ」をしたら、生協の「学生総合共済の窓口」に相談に行きましょう。